修理状況の調査とレンタカー会社の対応を調査したことにより、依頼者の代車費用の負担を0円にした事例
- 争点:
- 代車費用
- 対応事務所:
- 大阪法律事務所
事案の概要
依頼者は、本件事故のために損傷した自車を修理に出したところ、修理工場の都合により修理が終わるまで約1ヶ月間かかると言われました。
そこで、依頼者は修理完了までレンタカーを借りることにしたところ、相手方は代車費用として1週間分のレンタカー利用料金だけ認めると回答してきました。
依頼者は、相手方の対応に納得がいかず、弁護士に交渉を任せたいとお考えになったとのことで、ご相談を受け、ご依頼を頂戴しました。
大阪法律事務所・交通事故案件担当弁護士の活動および解決結果
担当弁護士が依頼を受けた時点で、事故から2週間程度経過していました。
そこで、まず修理工場に電話連絡を行い、修理完了までに1ヶ月程度かかる理由を聞き取ったところ、修理に必要な部品の取寄せや、損傷の位置が入り組んでいて作業自体にも時間がかかることから、修理自体に約2~3週間は必要となることが判明しました。
担当弁護士は、相手方に対し、修理工場等から得た資料を開示して、修理自体に3週間は必要な事案であり、代車利用期間1週間程度では全く釣り合わないと主張しました。
さらに、依頼者がレンタカーを借りる際、窓口となったレンタカー会社の店舗従業員から「代車費用は全額相手方に持ってもらえるから長く借りると良い」等と言われたことが判りました。依頼者は、ご相談時に、担当弁護士から代車費用は全額支払ってもらえるとは限らないと助言を受けたため、直ぐにレンタカーを返却しに行こうとしました。しかし、その時にも、レンタカー会社から「借りていればいいから」と言われ、そのまま借りることになりました。
担当弁護士がこうした経過を聴取して取り扱いを整理した結果、代車費用は、事故後2週間までは保険会社が負担し、その後はレンタカー会社の案内により招いた事態であることから、同社が費用を負担することになりました。
つまり、依頼者は本件で代車費用を一切負担せずに済みました。
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