治療中からの入念な準備により、異議申立ての結果として併合11級が認定され、既払い分を除いて約1000万円の賠償金を獲得する示談が成立した事例
弁護士法人ALGに依頼した結果 | ||||
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後遺障害等級 | 症状固定前 | → | 併合11級 | 異議申立てによる後遺障害等級の繰り上げ (14級→11級) |
賠償金額 | - | → | 約1000万円 | ※既払金、自賠責保険金を除く |
事案の概要
被害者(未成年者、女性)が、自転車で路上を直進していたところ、対向車線上にいた相手方車両が依頼者側の車線沿い(路外)にある相手方宅駐車場に進入しようと右折した際、誤ってアクセルを踏んで被害者に衝突して跳ね飛ばし、踏みつけたという事故態様でした。
被害者は、骨盤複雑骨折等の傷病を負い、一定期間の入通院治療を受けることとなりました。
被害者の父親である依頼者は、専門家に本件を対応してもらいたいと考えたことから、ご相談を受け、ご依頼を頂戴しました。
大阪法律事務所・交通事故案件担当弁護士の活動および解決結果
担当弁護士は、症状固定前から依頼者の治療経過等について適宜連絡を取って、状態の把握に努めました。そして、依頼者の通院先にも、適切な後遺障害診断書を書いてもらうための連絡を行いました。後遺障害診断書には、骨盤骨折後の自覚症状として右大腿のしびれだけではなく、骨盤骨折を原因とする生殖機能への影響についても記載してもらいました。
担当弁護士は、被害者請求により後遺障害等級認定申請を行ったものの、右大腿のしびれについて後遺障害等級14級9号に該当するとの認定のみで、生殖機能の障害については非該当でした。
そこで、異議申立てを行った結果、骨盤骨折に伴う生殖機能の障害について、将来分娩時に帝王切開が必要となる可能性があるという点が認められ、後遺障害等級11級相当(※右大腿のしびれと併せて併合11級)との認定を受けました。
担当弁護士は、弁護士基準に基づいて賠償額を算出し、相手方との交渉に臨んだところ、相手方から、生殖器の機能障害から労働能力喪失による今後の減収が想定されないため、この分の後遺障害逸失利益は認められないとの回答を受けて、争いとなりました。
相手方側に代理人弁護士が就いてかなりの争いとなりましたが、粘り強い交渉の結果、逸失利益は約900万円認められ、既払金や自賠責の保険金を除いて約1000万円の賠償金を支払ってもらう内容の示談が成立しました。
後遺障害等級認定の異議申立て
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