事故態様は、ご依頼者様が住宅街の道路の左側を歩いていたところ、前方から走行してきた相手方自動車がご依頼者様の後方の交差点で左折をするためにご依頼者様側に膨らんで走行し、そのまますれ違う際に、相手方自動車がご依頼者様の右腕周辺に衝突したという事案です。
ご依頼者様は、本件事故により、右前腕打撲傷、右前腕末梢神経障害等の傷害を負い、２月半程度通院し、治癒しました。
ご依頼者様は、相手方保険会社より、本件事故に対する慰謝料として約６万円を支払うという賠償案の提示を受けました。
そこで、提示された賠償額が適切なのか、増額交渉することができるかという点につき当法人ご相談いただきました。

当職が事故態様、治療経過、相手方保険会社提示案等の内容を検討し、慰謝料について増額が見込めることを説明し、ご依頼を受けました。
争点は慰謝料の金額のみであったため、実際の交渉においては慰謝料に的を絞り、迅速に交渉を進めました。
その結果、請求額からは一定程度譲歩したものの、大幅に増額交渉に成功し、最終的には当初の相手方提示額と比較して６倍以上の金額で提示を受けることができました。
また、契約後１月以内に上記内容での示談成立に至っており、スピーディーな交渉で解決に至ることができました。

相手方保険会社との交渉を迅速に進め、かつ、訴外の交渉としては最大限の利益を獲得することができた点でご依頼者様にも満足いただける結果を出すことの出来た事案でした。