ご依頼者様が進行方向の信号が赤信号であったため停車していたところ、後続の相手方の運転する自動車が、ご依頼者様の運転する自動車に玉突き衝突するという事件です。

ご依頼者様は、その事故で、頚椎捻挫、腰椎捻挫、右肩関節捻挫等の怪我を負ってしまいました。
ご依頼者様は、事故から２日後に相談に来られ、早期の休業損害の受け取り、保険会社の一括対応期間の伸長、慰謝料金額の増額交渉を希望されていました。

ご依頼者様が弁護士に相談に来られたときは、交通事故から２日後の時点であり、今後休業する可能性が極めて高い状況でした。
そこで、弁護士は、受任直後より直ちに、相手方保険会社に対し、休業損害の内払いを求めました。それに対し、保険会社は、1か月間であれば、1か月分の満額の休業損害を支払うという回答をしました。しかし、ご依頼者様の怪我の状態だと、1ヶ月以上も休業する可能性が高かったため、弁護士は、相手方保険会社に対し、ご依頼者様の負った怪我の大きさ等を詳細に説明し、できる限り長い期間の休業損害の支払いを求めました。その結果、全日欠勤・半日欠勤合わせて4ヵ月もの間の休業損害（満額の80％）の内払いを受け取ることができました。

その後も、相手方保険会社との交渉を経て、5.5か月間にわたって治療費の一括対応をしてもらえることとなりました。最終的な示談についても、当方が請求した通りの請求金額で示談することができました。
ご依頼者様の怪我の大きさ、事故の状況等を緻密に分析し、諦めることなく保険会社と粘り強く交渉した結果、傷害慰謝料及び休業損害を含む多くの賠償金を獲得することができました。