交通事故に強い法律事務所へ弁護士相談|弁護士法人ALG

交通事故専属のスタッフが丁寧にご対応します

0120-979-039

相談受付全国対応

24時間予約受付・年中無休・通話無料

0120-979-039

交通事故が原因による耳鳴りの後遺障害等級認定について

弁護士法人ALG 福岡法律事務所 所長 弁護士 谷川 聖治

監修福岡法律事務所 所長 弁護士 谷川 聖治弁護士法人ALG&Associates

交通事故に遭った後から、耳鳴りに悩まされている方はいらっしゃいませんか? 耳鳴りがあると、仕事や家事などに集中できず、お困りと思います。 耳鳴りはとても不快な症状ですが、後遺障害として認められると、それに対応した慰謝料をもらえる可能性があります。 そこで、この記事では、耳鳴りの症状や原因、耳鳴りで後遺障害等級認定を受けるためのポイントなどについて解説していきます。耳鳴りでお悩みの方は、ぜひ参考になさってください。

交通事故被害者専用 相談窓口まずは交通事故の受付スタッフが丁寧にご対応いたします

0120-979-039

24時間予約受付・年中無休・通話無料

※法律相談は、受付予約後となりますので、直接弁護士にはお繋ぎできません。

交通事故によって起こる耳鳴りの症状・原因

交通事故による耳鳴りは、むちうちが原因で生じている可能性があります。 むちうちとは、事故の衝撃で、首がむちのようにしなることをいいます。むちうちで首が揺さぶられた際に頭も揺さぶられて、耳鳴りが起こる場合があります。 むちうちの症状は時間差で出てくることがあります。そのため、事故当日は異常がなくても、数日後に耳鳴りが出てくる場合もあります。 耳鳴りの症状には個人差があり、「キーン」「ピー」という高い音から、「ジー」「ザー」という低い音まであり、めまいや吐き気を伴うこともあります。 耳鳴りが続く時間にも個人差があり、すぐに消えることもあれば、1日中耳鳴りが続くケースもあります。このような耳鳴りが起きると、仕事や趣味などに集中することができず、睡眠の妨げにもなります。

交通事故による耳鳴りは後遺障害等級認定される

事故で耳鳴りが生じて、治療を受けたものの、医師から症状固定(これ以上治療を続けても改善の見込みのない状態)という診断されたときに耳鳴りが残っている場合は、「後遺障害」として認定される可能性があります。 後遺障害とは、交通事故が原因で起きたものとして後遺障害等級の認定を受けた後遺症をいいます。 後遺障害等級は症状や程度により一番重い1級から一番軽い14級に分類されます。この認定を受けることで、等級に応じた後遺障害慰謝料を請求できるようになります。 耳鳴りで認定される可能性のある後遺障害等級は、第12級相当と第14級相当です。詳細は以下で説明します。

後遺障害等級12級

耳鳴りで12級相当と認定されるのは、「耳鳴に係る検査によって難聴に伴い著しい耳鳴が常時あると評価できる」場合です。 「耳鳴に係る検査」とは、ピッチ・マッチ検査とラウンドネス・バランス検査をいいます。すなわち、これらの検査の結果、難聴に伴う著しい耳鳴りが常時あると認められた場合には、12級相当の認定を受けられます。

後遺障害等級14級

耳鳴りで14級相当と認定されるのは、「難聴に伴い常時耳鳴のあることが合理的に説明できる」場合です。 「常時耳鳴のあることが合理的に説明できるもの」とは、耳鳴の自訴があり、かつ、耳鳴のあることが騒音ばく露歴や音響外傷等から合理的に説明できることをいいます。 12級相当の場合と異なり、第14級相当の場合には、検査では耳鳴りを証明できなくても、症状の一貫性などによって、耳鳴りがあること合理的に説明できれば、認定を受けられる可能性があります(難聴を証明する検査は別に必要になります)。

なお、12級相当と14級相当に共通する「難聴」とは、純音聴力検査による30db(デシベル)以上の難聴(小さな声が聴きにくい程度の難聴です。)をいうとされます。そのため、難聴を証明するために、純音聴力検査を受ける必要があります。
詳しくは次項でご説明します。

交通事故被害者専用 相談窓口まずは交通事故の受付スタッフが丁寧にご対応いたします

0120-979-039

24時間予約受付・年中無休・通話無料

※法律相談は、受付予約後となりますので、直接弁護士にはお繋ぎできません。

耳鳴りの後遺障害等級認定には検査が必要

耳鳴りで後遺障害の認定を受けるには、主に以下のような検査を受ける必要があります。 先述のとおり、耳鳴りで後遺障害の認定を受けるには、純音聴力検査30dB以上の難聴を伴うことが必要といわれています。すなわち、耳鳴りの有無等を調べるための検査(ピッチ・マッチ検査とラウンドネス・バランス検査)だけでなく、難聴を証明する検査(純音聴力検査)を受ける必要があるのです。 これらの検査結果を後遺障害診断書等に添付することも忘れないように注意しましょう。

ピッチ・マッチ検査(周波数)

ピッチ・マッチ検査とは、純音、バンドノイズ、ホワイトノイズのそれぞれについて、11種類の周波数(高さ)の音を聴き、自分の耳鳴りに近い周波数の音を特定する検査のことをいいます。 この検査はオージオメータなど、様々な種類・周波数の音が出る検査装置を用いて行います。ちなみに、ピッチとは音の周波数(高さ)をいいます。

ラウドネス・バランス検査(音圧・音の強さ)

ラウンドネス・バランス検査とは、ピッチ・マッチ検査で特定した耳鳴りに近い周波数を用いて、耳鳴りとして感じている音の大きさや強さ(デシベル)を調べる検査です。 オージオメータなどを用いて、自分が感じている耳鳴りの音と検査装置から出る音を比べて、耳鳴りがどのくらいの大きさなのか、耳鳴りが常にあるかどうかを測定します。ちなみに、ラウドネスとは音の大きさのことです。

純音聴力検査(平均純音聴力レベル)

純音聴力検査とは、様々な周波数(高さ)、強さ、長さの音の聞こえ方について調べる検査です。 この検査でもオージオメータなどの専門的な機械を用います。 検査の際は、両耳用ヘッド・バンドを耳にあてると、125 ヘルツから 8000 ヘルツまでの 7 種類の高さの異なる音が、様々な大きさで聞こえてくるので、音が聞こえている間スイッチのボタンを押すなどします。この検査を左右別々に行います。そして、聞こえる最も小さな音の大きさを調べます。 この検査によって、難聴があるのか、どの程度の難聴かについて判断します。

耳鳴りの後遺障害等級認定のポイント

耳鳴りの後遺障害等級認定におけるポイントを以下に挙げますので、ご確認ください。

すぐに病院(耳鼻科)を受診し、医師に耳鳴りの症状を詳しく伝える

交通事故後、耳鳴りの症状が出た場合は、すぐに耳鼻科を受診しましょう。 初受診が遅れるほど、適切な賠償を受けられなくなる可能性が高まります。そのため、なるべく早く耳鼻科を受診し、上に記載した各検査を受けて、医師に診断書を書いてもらいましょう。 また、耳鳴りで後遺障害等級認定を得るには、症状が出る頻度、持続時間、聞こえにくい音域等を医師に詳しく正確に伝えて、適切な後遺障害診断書を書いてもらうことが大切です。また、各種検査結果が記載された資料も忘れずにもらいましょう。

交通事故と耳鳴りが関係していることを証明する証拠を集める

耳鳴りで後遺障害の認定を受けるには、適切な証拠を集める必要があります。 後遺障害等級認定においては、事故と耳鳴りの因果関係、症状の一貫性、日常生活への支障の程度等が重要です。 そのため、医師に対して「事故から現在までずっと耳鳴りが続いており、治療を尽くしても耳鳴りが治らず、日常生活に支障が出ている」など、症状を具体的に伝えて後遺障害診断書に記載してもらうことが大切です。 また、上記各検査の結果、事故証明書、事故発生状況報告書、経過診断書、診療報酬明細書なども重要な証拠となります。これらの資料を用意しておくことも大切です。

弁護士の介入により、耳鳴りの後遺障害等級が上昇し、850万円の賠償金を獲得した事例

弁護士の介入により、耳鳴りの後遺障害等級が上がり、賠償金の増額に成功した弁護士法人ALGの解決事例をご紹介します。

依頼者は、交通事故によって、むちうちのケガを負い、難聴を伴う耳鳴りも発症しました。 この耳鳴りが事前認定により後遺障害等級14級相当と認定された後、相手方から約170万円の示談案が提示されました。依頼者は、この示談案が適切かどうか判断できず、弁護士法人ALGにご依頼されました。 弁護士は、依頼者の治療過程、耳鳴りの症状、後遺障害診断書を確認しました。その結果、依頼人が耳鳴りの検査を受けていないことに気が付いたことで、依頼者は病院で耳鳴りの検査を受けることができました。 弁護士が、検査結果を精査したところ、依頼者の耳鳴りは14級相当よりも重い可能性が高いと判明したので、異議申立てを行いました。その結果、依頼者は耳鳴りについて、後遺障害等級12級相当の認定を受けることができました。 弁護士は、この認定結果に基づいて相手方と示談交渉を行って、最終的に約850万円を受け取る内容で示談を成立させました。

耳鳴りの後遺障害等級認定でお困りの方は弁護士へご相談ください

耳鳴りで後遺障害等級認定を得ることは容易なことではありません。耳鳴りは交通事故に関係なく、加齢など他の原因でも発症することがあるため、事故と耳鳴りの因果関係について、争いになることがあるからです。 そのため、耳鳴りで後遺障害等級認定を検討されている方は、ぜひ弁護士にご相談ください。 弁護士は、適切な検査や後遺障害診断書の作成方法について専門的知識を持っており、後遺障害等級認定の申請手続きも行えます。そのため、弁護士に依頼すれば、治療中の段階から適切なアドバイスを受けられるほか、後遺障害等級認定の申請の負担も減ります。 また、弁護士は、弁護士基準という基準を用いて交渉を行いますので、慰謝料などの面でも、適切な賠償を受けられる可能性が高まります。 交通事故による耳鳴りでお困りの方は、ぜひ弁護士にご相談ください。

交通事故弁護士 TOPページへ

交通事故被害者専用 相談窓口まずは交通事故の受付スタッフが丁寧にご対応いたします

0120-979-039

24時間予約受付・年中無休・通話無料

※法律相談は、受付予約後となりますので、直接弁護士にはお繋ぎできません。

弁護士法人ALG 福岡法律事務所 所長 弁護士 谷川 聖治
監修 福岡法律事務所 所長 弁護士 谷川 聖治弁護士法人ALG&Associates
監修 福岡法律事務所 所長 弁護士 谷川 聖治弁護士法人ALG&Associates
保有資格弁護士(福岡県弁護士会所属・登録番号:41560)
増額しなければ成功報酬は頂きません

交通事故事件の経験豊富な
弁護士が全面サポート

増額しなければ成功報酬は頂きません

弁護士費用特約を使う場合
本人原則負担なし※保険会社の条件によっては
本人負担が生じることがあります。

弁護士報酬:成功報酬制

  • 着手金0円
  • 相談料0円
  • 弁護士費用後払い

※死亡・後遺障害等級認定済みまたは認定が見込まれる場合

※事案によっては対応できないこともあります。

※弁護士費用特約を利用する場合、別途の料金体系となります。

交通事故弁護士 TOPページへ

その他後遺障害に関する記事

後遺障害後遺障害診断書の「自覚症状」の記入例や伝え方のポイント【後遺障害】労災と自賠責の両方に申請できる?後遺障害の基準となる手のひら大について解説いたします後遺障害等級の認定率について交通事故で腎臓に後遺障害が残ったら交通事故によるうつ病と後遺障害認定交通事故による脾臓損傷の後遺障害交通事故による肋間神経痛と後遺障害交通事故で神経痛の後遺障害が残ることはあるのか後遺障害等級10級の慰謝料相場と等級認定のポイント交通事故で足切断した場合の慰謝料交通事故による動揺関節と後遺障害自律神経失調症と後遺障害認定交通事故で内臓破裂した時の後遺障害について交通事故で外傷性くも膜下出血になってしまったら後遺障害等級14級の慰謝料はいくら?症状や請求方法は?人工関節置換の後遺障害について後遺障害等級12級の慰謝料と認定基準について末梢神経障害を後遺障害として認めてもらうには交通事故で骨折をしたら? 骨折で請求できる慰謝料や相場を解説足の痛みの原因と後遺障害外貌醜状|交通事故で傷跡が残った場合の後遺障害等級と認定ポイントRSD、CRPSによる疼痛の種類と後遺障害等級全身打撲は後遺障害になるのか?緑内障における後遺障害と視野障害・視力障害の慰謝料骨挫傷は後遺障害に認定される?交通事故で聴力障害が発症した場合の後遺障害と慰謝料について後遺障害の併合とは|ルールや慰謝料への影響について解説ふらつきが続く場合の原因と後遺障害交通事故で腰部脊柱管狭窄症になった時の後遺障害腱板損傷と後遺障害パニック障害は後遺障害になるのかTFCC(三角繊維軟骨複合体)損傷と後遺障害交通事故による手足のしびれの後遺障害|慰謝料相場や認定について股関節唇損傷と後遺障害について交通事故によるPTSDが後遺障害として認定されるために交通事故により遷延性意識障害となった場合の後遺障害や賠償金について詳しく解説胸郭出口症候群と後遺障害偽関節と後遺障害について後縦靭帯骨化症(OPLL)とは? 交通事故との関係について交通事故で関節に可動域制限が残った場合 | 後遺障害認定について交通事故によって家族が意識不明になってしまった場合にするべきこと肺挫傷と後遺障害について運動障害になる原因と後遺障害等級車椅子が必要になった時の費用は相手に請求できる?交通事故後、吐き気が続いて気持ち悪い…後遺障害として認められるのか交通事故で腕が上がらなくなったら後遺障害等級認定されるのか?交通事故による握力低下と後遺障害の解説びまん性軸索損傷の解説│症状や後遺障害など交通事故による【麻痺】と後遺障害について交通事故後の腰痛の原因と後遺障害交通事故後の眼振と併発する傷病の後遺障害と慰謝料について半月板損傷の症状と後遺障害バレリュー症候群の治療法と後遺障害について交通事故による脊髄損傷の後遺障害等級・慰謝料・逸失利益について交通事故の後遺症が残りそうだと診断された場合の対処法膝の痛みは後遺障害認定される?認定要件と慰謝料椎間板ヘルニアの後遺障害と認定に必要な因果関係嗅覚障害の後遺障害と慰謝料交通事故後に認知症を発症した場合の因果関係交通事故による後遺症の種類後遺障害診断書とは?記載内容・書式のもらい方・費用などを徹底解説!咀嚼の機能障害と慰謝料ストレートネックの症状と後遺障害・むちうちとの違い交通事故と頚椎ヘルニア|後遺障害認定のポイント腰椎捻挫の後遺障害|しびれが残る場合の慰謝料顎関節症の後遺障害と慰謝料|神経症状・開口障害高次脳機能障害の症状|後遺障害認定のポイント後遺障害が認定されない理由と異議申し立ての3つの方法について複視になる原因と後遺障害と慰謝料交通事故による頭痛の後遺障害と慰謝料|むちうちとの関係とは?交通事故で脳挫傷になってしまったら脳損傷の後遺障害|交通事故による症状について交通事故後のてんかんの後遺障害と慰謝料について交通事故で坐骨神経痛が発症した時の慰謝料と後遺症について交通事故で脳震盪になった場合の症状と慰謝料について交通事故で脳脊髄液減少症になった時の慰謝料と治療法、原因について交通事故で脳出血を起こした場合の慰謝料と後遺症についてめまいの原因はむちうち?!交通事故の影響とは交通事故後に脳梗塞になった場合の慰謝料と因果関係について靭帯を損傷した場合の慰謝料と後遺障害認定のポイント