依頼者がバイクで走行していたところ、相手方の車と接触し転倒、病院に救急搬送されました。
入院はなかったものの、整形外科への通院を続けており、治療打ち切りを示唆してきた相手方保険会社の対応に不快を感じ、今後の対応窓口になって欲しいとのことで弁護士に依頼されました。

受任後に依頼者の通院先よりカルテ等を取り寄せ、後遺障害の認定申請を行ったところ、自賠責保険会社からの認定結果は非該当であり、後遺障害が認められませんでした。
そこで、再度主治医に後遺障害診断書の作成を依頼し、自賠責保険会社に異議申立てを行いました。
依頼者が9ヶ月間も通院を続けたことや、腰部に関してコルセットなしでは生活が出来ないこと、再提出した後遺障害診断書にて主治医が「腰部痛については緩解は考えにくい」と判断していることなどを主張し、その結果14級の後遺障害等級が認められました。
後遺障害認定が出たことに伴い、逸失利益や後遺障害慰謝料が加わることにより、賠償金の大幅な増額に成功し、最終的に約290万円での示談成立となりました。