依頼者様は、交通事故による治療中、２度目の交通事故に遭ってしまった方です。
１事故目の示談成立後に２事故目の賠償額の提示があったのですが、１事故目の賠償により損害の一部が既に補てんされているとして、低額の賠償に留まっていました。

１事故目と２事故目とでは受傷部位が全く異なることから、別個独立の交通事故と評価すべきであると主張し、傷害慰謝料については１事故目を理由に減額することは許されないと主張しました。
また、休業損害については一部は既に賠償を得ていると評価できるものの、仔細に検討するとその重複部分は限定的であるとして、過度に差し引くべきではないと主張しました。
その結果、弁護士に依頼する前には約70万円の提示でしたが、約250万円で示談がまとまり、約180万円増額することができました。弁護士費用補償特約に入っていない依頼者様でしたので、弁護士費用を頂戴することにはなりましたが、それを差し引いても十分な増額幅かと思います。