本件は、依頼者（30代、会社員）が自転車で交差点内を進入し通過しようとしたところ、交差道路を依頼者の左方向から交差点内へ進行してきた相手方車両に衝突されたという事故態様でした。
依頼者は、一定期間の通院治療と事前認定を経たものの、後遺障害等級非該当の通知を受け、相手方からは既払い分を除く約60万円の賠償案が提示されました。
依頼者は、自身の症状が後遺障害等級非該当とされた点や相手方賠償案に納得がいかず、弊所にご相談のうえ、ご依頼くださいました。

担当弁護士はまずは異議申立てを行う方針を取り、後遺障害診断書や診療録の写し等の医療記録を収集して、依頼者の症状の経過を具体的に説明し、見直しを求める内容の異議申立てを行った結果、依頼者の症状は後遺障害等級14級に認定されました。
次に、担当弁護士は、弁護士基準に照らして算出した賠償額を提示のうえ相手方に増額を求めたところ、相手方の当初提示額から約290万円の増額となり、最終的に、既払い分を除く約350万円の賠償金を支払ってもらう内容の示談が成立しました。 後遺障害等級認定の異議申立て