ご依頼者様は40代の男性で、自転車で走行中に、対向車線から右折してきた加害者車両と交差点で衝突する事故に遭い、右前額部挫創、頚椎捻挫等の傷害を負われました。
当法人には、保険会社とのやり取りを弁護士に依頼したいとのことで、事故直後にご相談に見えました。

当法人の受任後、相手方保険会社との連絡窓口を交代し、ご依頼者様には治療に専念していただきました。
リハビリ治療によって、頚部痛の症状は消失しましたが、右前額部挫創後の右前額部の線状痕が残ってしまったため、後遺障害申請を行うことにしました。

後遺障害申請では、後遺障害診断書作成時のアドバイスを行い、当法人で必要な資料を収集した上で申請を行った結果、右前額部の線状痕につき9級16号が認定されました。

相手方保険会社との賠償交渉では、主な争点は逸失利益となりました。
醜状障害の場合、逸失利益を否認されてしまうケースも少なくありませんが、ご依頼者様から右前額部の線状痕が仕事にどのような影響を来しているのかを詳細に聴取し、相手方保険会社に丁寧に説明した結果、約230万円が逸失利益として認められました。

その他、傷害慰謝料や後遺障害慰謝料についても、訴外交渉での適正額が認められ、最終金額約870万円（自賠責保険金を含む。）で示談が成立しました。

当法人にご依頼いただいたことで、適正な後遺障害等級や賠償金額が獲得でき、ご依頼者様にもご満足いただけた事案でした。