ご依頼者様は、車両の停止中、対向車に衝突され、頚部を受傷しました。
ご依頼者様は、少しでも症状を緩和させるために積極的に整形外科に通院されていました。
しかし、改善は思わしくなく、半年ほど通院された時点で後遺障害申請手続きに移行することになりました。
ご依頼者様は、治療に加えて、自身で相手方保険会社と交渉することは難しいとお考えになり、当所に依頼をされました。

ご依頼者様は、少しでも症状を改善させようと懸命に整形外科でのリハビリを重ねましたが、残念ながらあまり改善しませんでした。
そこで、受傷から約半年で後遺障害申請手続きに進むことになりました。
後遺障害診断書は、ご依頼者様の症状が反映されたものになりましたが、自賠責保険に対して申請をしたところ、残念ながら非該当と判断されました。
しかし、お話を伺うと、残存している症状は事故直後から一貫しており、逐一医師に伝えてくださっていたことから、異議申立てを行うことにしました。
異議申立てでは、あまり事故は大きくなかったものの、当初より症状が強かったことも説明し、現在の状態も詳細に述べたところ、自賠責から14級9号が認定されました。
その後の賠償交渉では、主婦業で請求することにしましたが、逸失利益における労働能力の喪失期間が争われました。
そこで、現在にまで及ぶ主婦業への支障を詳細に述べた結果、請求額どおりの逸失利益を認めさせることができました。
説得的な異議の申し立てと粘り強い賠償交渉がより良い結果につながった案件でした。