事故態様は、ご依頼者様運転の車両が交差点で右折し、右折先の横断歩道手前で停止していたところ、左方から相手方自動車が走行してきてそのまま衝突したという事案です。
ご依頼者様は本件事故により、腰椎捻挫等の傷害を負いました。
その後、治療を続けていたところ、事故から約3か月経過する頃に、症状固定時期をいつとするかが問題となりました。
そこで、今後の治療を適切に進めたい、症状が残ったまま治療を終えることになった場合には後遺障害申請の手続きを取りたいという点につき当法人にご相談いただきました。

当職が具体的な事故状況や治療経過等を詳細に聴取し、今後の治療に関するアドバイスや後遺障害申請の手続きを含め、人身に関する損害賠償交渉につきご依頼を受けました。
その後ご依頼者様は１１か月程度通院治療を継続したものの、腰椎捻挫後の腰痛、下肢のしびれ等の症状が残存しました。
症状固定後は当法人において資料を収集して被害者請求により後遺障害申請を行い、後遺障害等級14級9号と認定されました。
認定された後遺障害等級を前提に相手方保険会社と示談交渉を開始したところ、交渉開始当初は慰謝料や逸失利益の金額を争われ、当方の請求金額と相手保険会社の認定金額に約100万円程の乖離が生じていました。
その後、交渉を重ねた結果、各損害項目について可能な限り当方の主張する金額に近づけることが出来、裁判基準に近い金額で示談に至ることができました（後遺障害部分の自賠責保険金含め約360万円）。

事故後の間もない時期から弁護士に相談し、弁護士のアドバイスを踏まえて通院できた点、治療後も残存した症状について後遺障害等級認定を得られた点及び訴訟した場合と比較しても大きな差が無い内容で示談に至ることができた点でご依頼者様にもご満足いただける形で解決することができました。